どうも、イノシシです。

タイトルを見て「ん?」と思われた方、いらっしゃるでしょう。

タイプミスじゃないですよ。

犯罪者「養成」施設。

これ、受刑中ずっと感じてきました。



刑務所って、一般的に犯罪者を「更生」させるための施設ですよね。

※「更生」の定義って人によって違うと思います。なのでここでは「再犯しないこと」=「更生」として書いていきますね。)

じゃあ、そのために何が行われているかというと、


全く逆のこと


なんです。


まず、私は再犯しないには「打ち込める仕事があること」が一番重要だと思ってます。

じゃあ、どんな仕事でも必要とされる能力ってどういう能力だと思いますか?

例えば…「結果を出す能力」、「自発性」、「問題発見、解決能力」

何かですかね。他にも色々あると思います。


でも、


刑務所でこの能力って全く求められないんですよ。



①「結果を出す能力」
…刑務所で結果っていったらまあ作業の量・質ぐらいです。

けど、これ「全く結果を求められないんですよね。」

20歳のバリバリ兄ちゃん~70歳のヨボヨボじいちゃんまで誰でもできることが前提なので。炊事工場(刑務所の飯をつくる)や営繕工場(刑務所内の補修等を行う)何かはまた特殊ですけど。あと、僕が一番問題かな、と思ったのは「どれだけ頑張っても評価されない」ってこと。例えば、「1日10個同じ製品をつくれる人」と「1日100個同じ製品をつくれる人」も同じ労働賃金(作業報奨金)。

「ん?いくら頑張ってもいいなら手を抜いた方が楽じね?」

ってなるのが人間。(ずっとやり続ければ班長とか、優遇区分(受刑者のレベルみたいなもの)も上げてもらえることはあるかもしれませんが…。)結局、「手を抜く」のが当たり前になるんですよね。



②「自発性」
塀の中での「優秀」の定義って、「いかに刑務官の言うことに忠実でルールを守れるか」の一言に尽きます。

言い換えると、完全に「犬」、「イエスマン」になることを強制的に求められる訳ですわ。刑務官が圧倒的に権力をもっていますから。そもそも「仮釈放」が一つの目標となる受刑生活において、受刑者側も「何事も無く過ごす」ようにしてますし。

さらに、塀の中でいくら暴れようと、「1日3回の食事と寝床は確保されている。」わけですから。

出所するころには「いかに怒られないようにするかだけ考えている人間」のできあがりです。

これ、自分も受刑中相当意識していたのにも関わらず、仕事を始めて痛感しました。



③「問題解決・発見能力」
…全くいりません。だって「犬」ですから。何か困ったことがあれば施設が助けてくれますし。提案なんてもってのほか。一応「意見箱」みたいなものもありますが、全く機能していません。そんな中でこの能力が磨かれるはずもなく…。



他にも、職業訓練とかを自分も受けたことありますが、未だ一度も役に立ったと感じたことはありません。





ってことで、


刑務所って、再犯防止(仕事をするのに)必要な能力がうまい具合に低下していく仕組みになってるんですよね


「養成」としたのはこういった理由からです。


じゃあなぜそうなっているか?



だって、刑務所って普通の企業と違って競争相手がいないですから。



結果出さなくても国から予算が降りるし、毎月ちゃんと給料は振り込まれるし…。

それじゃあ企業努力なんてするわけないですよね。

なので必然と本来の目的の「更生」から逸れて、「運営」=「いかに問題無くやりくりしていくか」が目的になっていきますわ。

他の国は結構完全に民間企業運営の刑務所とかあるみたいですけどね。そこにはそこの問題も発生しているようですが…。試しに日本もつくったらいいのに。これ、将来の起業の1つの案です!!。




今すぐに完全民間刑務所をつくって!!ってのは難しいにしても、現在の施設運営の中で色々とできること、取り組めることはあると思うんですけどね。

例えば……、

・昇給の具体的な基準を設ける
 …「ここまで頑張れば、こういう評価をもらえる」っていうのが見えるとやる気出そうです。


・受刑者側にある程度運営をさせてみる。
 …工場の目標の達成手段なんかも、受刑者同士でミーティングさせて決めさせたらいいんですよ。他人に設定された目標より、自分で設定した目標の方がやりがいりますよ。


・刑務所や刑務官側も評価される仕組みを設ける
 …これ大事。いくらひどい運営をしようと施設の言われたことやっとけば刑務官って基本いいんですよ。だから、管理する側(刑務官)も管理される側(受刑者)や上司(または施設)から評価される仕組みをつくれば、「このどうしようも無い輩達をまとめていくにはどうしたらいいか?」とか真剣に考えだすはずなんですけどね。




昔と比べるとかなり改善されたとはよく聞きますが、諸外国から比べると日本の刑務所っていうのはまだまだ昔っからの慣習が根強く残っているようです。


この問題にも

「本来一番頑張らなきゃいけない当事者(=元受刑者)」


として将来取り組んでいきます!!


そのでは今日はこの辺で。イノシシでした。