みなさん知ってました?

「前科が消える日」

があるってこと。

「えっ??前科って消えるの??」

と思った方。

そうなんです。

「前科って、消えるんです。」


それでは順を追って説明していきます。

まず

「満期」

について。

言い換えると

「刑期終了日」


これに関してはよく知られていると思います。

例えば、

「2014年1月1日から懲役5年」と言われれば、「2019年1月1日」が「刑期終了日」。

いわば、「仮釈放」が終了し、この時点で日常生活に関する制限(長期間の旅行や仕事や交友関係の報告義務、海外等にも行けるようになる。)は無くなります。

そしてそれから10年後が最初に書いた

「前科が末梢される日


もっと具体的にいうと…。

「刑期終了日から10年、何の犯罪もすることなく生活していれば、本人の本籍地の市町村役場に備え付けられている犯罪人名簿からその名前を抹消される。」

ということです。

よく勘違いされている人もいるようですが、

「戸籍」には記載されません。


あくまで、

「犯罪人名簿」という特殊な名簿に記載されます


なので、

「黙っていればそもそも前科っていうのはバレません。」

(※警察・検察ではそんなの関係無くずっと保管しているみたいですが、一般の人は絶対見れないみたいです。担当刑事、その他複数:談)


「じゃあ、前科が末梢されると、何が変わるの??」


ってことなんですが、主には先日の記事にも書いた「資格に対する制限が無くなる。」ぐらいですかね。

一応、

「公式な記録からは前科は末梢される。」

ってだけなので。


こう書くと、

「ずっと黙ってればいいんじゃない?」

と思うかもしれません。

たしかに…。


だけど、そんな公式な資料なんかより、もっと影響が大きくて、しかも消せないものが2つあります。

それが、

「記憶」と「ネット」

です。


まず「記憶」には2種類ありますね。

「他人の記憶」と「自分の記憶」

都会ではどうか知りませんが、人口の少ない田舎などであれば一瞬でその話は広まりみんなの記憶に未来永劫刻まれることとなります。

さらに、もしその場・環境から逃げだしたとしても、自分自身は一生忘れることはありません。正直な人、真面目な人であればあるほど他人に隠して生きていくのはしんどいんじゃないかな…。


次に「ネット」

「記憶」に関しては自分が黙って、よそに引越せば分からないかもしれません。

だけど、「ネット」からはどこに行こうが逃げれません

一応お金を払ったらそういう記事を削除してくれる業者もあるみたいですが、掲載元に断られたり、再掲載されたりで全く意味を無してないみたい…。


だから、

「前科は”消える”だけど”一生ついて回る”」

ってことです。


こんなことを書いたのは、自分自身ネットに実名で事件記事が載っているからなんです。

「それも含めて自分の犯した罪」ですし、「何か加害者のくせして被害者面してない?」っていう意見もあるでしょう。そういったことは重々承知ですし、そこから逃げるつもりもありません。

だからこそ、

「元受刑者でも実名公開して生活していける世の中にしていきたい。そのために自分の人生で一石を投じたい。」

と考えています。


この悩みを抱えているのは、当人だけじゃない。その家族も大勢悩んでいるはず。実際に自分の家族がそうです。

「娘の結婚相手が元犯罪者」

ぶっちゃけ嫌でしょう?

頭では罪を償って真っ当に生きていると分かっていても、やっぱり拒否の感情が出てしまうのは当たり前と思います。

こんな悩みを抱えている人達が少しでも


「あ、やっぱり自分の他にも悩んでいる人いるんだ。」とか、

「あいつが頑張ってるから、自分も少し頑張ってみるか。」とか、

「こういうときはみんなどうしてるのかな?参考に見てみるか。」とか、

「自分は犯罪を犯したことないけど、こういう世界や考え方もあるんだな。」とか、、、


そういうことを思ってもらえるブログになれたら幸いです。


それでは今日はこの辺で。


【追記】
読者の方から、「ネット上での前科記事の削除方法について」のコメントがありました。ケースによって様々らしいですが、詳細は「元受刑者の就職 ~経歴詐称は避けられない?!~」のコメント欄を参照してください。