受刑中、主に「薬物関係」の方と話をしたり見ていてふと思ったこと。


「この人達、刑務所にいる意味あんのか?」


だって、刑務所の中でも普通に薬(もちろん痛み止めとか風薬とかのことですよ!!)は買えるんですよ。
んで、それを一度に大量服用して「疑似薬物体験」みたいな状態になってる人、けっこう見てきました。
しかも、そんなことをしても懲罰になることってほとんどない、っていう。


元の目的が「更生」の刑務所、全く機能しておりません。


独断と偏見でいうと、そもそも薬物関係の方達ってのは、


「罪悪感が薄い人が多い。」



「誰にも迷惑かけてないし。」

「一人でラリッてるだけやし。」


という感じで。(「薄い」より「抱きにくい」の方が適切かな?)

もちろんラリッって人に迷惑や危害(最近話題の脱法ハーブが原因での事故等)をかけるのはもっての他だと思いますよ。
だけど、一人でラリッてる分にはそこまで迷惑かけてないわけで…(まあ家族関係や周囲の人にはかけてるとは思いますが)。言うことには一理あるかな、と。


そんな人達に対して

「お前は悪いことした!!反省しろ!!」

と言っても

「は?何言ってんの?」

となるのは当然っちゃ当然。


特にその傾向が顕著なのが「大麻」で捕まった人。
(正直僕も詳しくないので、「薬物」と「大麻」を並列で語るのはあんまりよくないかもしれませんが)

「大麻」って海外では普通に合法的に使用できる国もあるわけで。
まあ、それに対して「何で悪いの?」って聞かれたときは、「いや、ここは日本だから。」としか言いようがないですよね。
実際私の知る限り、職員でこの質問に答えれている人を見たことがありません。
もうホントに「法律で決まっているから」としか答えれないですから。

あえていうなら、「この国で暮らす以上、この国のルールを守って生活してくのは大前提。」っていうド正論がありますけど、本当に「何で悪いか」という問いに答えたとにはなりませんし。



そんな人達を果たして「刑務所」って場所に入れとく必要はあるのか?






ないですよね。




むしろ薬物依存の人達に必要なのは「病院」「治療」を受けることです。
「お前の人間性が~」「気の緩みや甘えが~」何て精神論を振りかざしたところで


全くの無意味。むしろ害。



それなら病院で薬物依存に対しての治療やリハビリをした方がよっぽどいい。
コスト的にも刑務所に何年もいるよりもずっと安上がりで済みそうな気もするし、再犯率も下がると思う。


まあ大麻の人達には先に書いたド正論を語り、海外移住をおススメするしかないような…。


この根本の問題って、突き詰めれば一つだと思うんです。


「どんな罪名であっても、同じルールの刑務所という箱にぶちこまれる」


これに尽きます。


極端にいえば、

「500円の弁当を万引きした人」
「10人以上の殺人を犯した人」が、

「犯罪者」というカテゴリーの中でひとくくりに扱われ、

その両方に同じルールが適用されるわけで。


「交通刑務所」っていう人身事故等を起こした人が収監される施設もあるけど、あるのはそれぐらい。


これってよく考えるとかなり特殊。


他の業界、例えばそれこそ病院であれば「内科」「外科」「整形」「心疾患」「脳神経」みたいに、人それぞれ、その人の症状に合わせた診療科があるわけで。


だから刑務所も「短期・長期」や「初犯・累犯」で分けるんじゃなく
「罪名別」に分けた方がよっぽどいいと思う。


「傷害系」「性犯罪系」「窃盗系」「薬物系」とか。もし「短期・長期」や「初犯・累犯」の分け方をするのであればその中でしたらいい。
その方が施設も更生プログラムが組みやすくなるし、方針もしっかりするんじゃないかな。
というか絶対その方がいい。




元受刑者自活の活動をするときは、そういうことにも取り組んでいきたいな。

またもや新たな課題。

今日はこの辺で。イノシシでした。