かなり、少ないんじゃないでしょうか。
(冗談半分で言ってるのは聞いたことありますけど。)
「大丈夫?」からの「大丈夫っ!」の流れ。
もう完全にテンプレート化、定型文化しちゃってる気が…。
これには2つの原因が考えられます。
まずは、「大丈夫?」って聞く側。
多分「大丈夫?」って聞いてる本人も分かってると思うんですよ。
90%以上の確率で「大丈夫っ!」と返ってくることを。
だけど、言っちゃう。
なぜか?
一言でいうと、
「一応、心配してるよ。(したよ。)」という既成事実を作るため
じゃないかと。
「一応気にかけましたからね。」という…。
何かあったときのために。
まあ他にも「それ以外にいい言葉を知らない」とか色々あると思います。
けど、本当に心配してたら「大丈夫?」という定型文は使わない気が…。
だから「何とな~く」で言ってるだけ。
次に、「大丈夫?」って聞かれる側。
聞かれた瞬間、(状況と相手にもよりますけど)僕だったらこう思います。
「大丈夫じゃないっ!ちゅーねん!見たら分かるやろっ!」
と。
そして、こう答えます。
「大丈夫っ!ニコッ」(満面の作り笑顔を添えて)
いかんですね。
だけど、言っちゃう。
なぜか?
一言でいうと、
「相手に弱みを見せたくないから」
じゃないかと。
「助けてもらう」=「仕事ができない奴」と思われたくない!とか。
こいつにだけは借りを作りたくない!とか。
変なプライドが邪魔しちゃってるんです。
若干話がズレるかも知れないですけど、「いじめを親に相談できない子ども」もこのプライドが少なからずある気がします。
「そんなダサい自分を親には知られたくない!」
というか…。
だから素直に相手に助けてもらうことができない。
相手からしたら「そんなこと知るかっ!」「言われんと分からんしっ!」って話なんでしょうけど…。
何となく、言いたいこと伝わりますか?
言葉遊びのような気もしますけど、この「大丈夫」っていう言葉は状況によってあんまりいいイメージが無い気がするんです。
相手の顔を潰している気がして…。
じゃあどうする?
僕の考えでは、
「大丈夫?」と聞かれる側を立てること。
これが一番大事だと思います。
「自分で助けを求める能力」も大切だし、それが出来れば出来るにこしたことは無い。
だけど、「大丈夫?」っと聞くことで相手の自尊心(プライド)を傷つけてしまう恐れもある。
例えば、
仕事で明らかに回っていない同僚をフォローするときは、
「大丈夫?」ではなく、
「今ちょうど手が空いてて、何かしてないと課長に怒られるから、その仕事手伝わせてくれない?」
とかであれば、フォローされる側からしても
「仕方無く手伝わせてあげてる」という言い分ができるわけです。
他にも、
明らかに何かで悩んでいる人には、
「大丈夫?」ではなく、
「飯食いに行かない?」とかのきっかけづくりから、全然関係無い話をしつつ、相手の出方をみるだけでもいいんじゃないでしょうか。
「悩みあるでしょ?教えて!相談乗るよ!」
なんて押しつけがましく言ってくる人に、僕は相談したくありません。(ワガママですけどね…。)
「相手から無理矢理引き出させられた相談」
ではなく、
「自分から何となくポロッと出た相談」
の方が相談する側からしたらすっきりすると思います。
繰り返しになりますが、
「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫じゃない!助けて!」と言える関係であればそれがいい。
自分から助けを求めることも大切な能力の1つ。
あんまり「かまってちゃん」になるのもどうかと思います。
だけど、
自分の大事な人が悩んでいるとき、苦しんでいるときに「大丈夫?」と聞いても本音を教えてもらえる可能性はかなり低い…。
それだったら、「大丈夫?」と単純に聞くのではなく、「相手を立てる」ことを意識すれば、少しでも相手の役に立てる可能性が広がるかもしれない。
いい意味で、相手に「言い訳」を作ってあげましょう。
最近生活をしていて、そう思う場面がありました。
自分本位で「無理してるでしょ?助けるよ!」とド直球で言ったり、無理矢理「聞きたい!教えて!」オーラ出してもダメですね…。
本当に相手の助けになりたいと思ったら、「相手を立てる」ことから始めないと。
それでは、今日はこの辺でっ!イノシシでした☆
P.S.宮森さん、ありがとうございます♪