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「小物には 勝手に陰口 言わせとけ」
(by イノシシ inspired はあちゅう氏)



苦手でした。

初めてみたときは…。

何でか?

理由は今でもよく分かりません…。

無理矢理言うならば、

「毎回写真が同じ顔だから」

とかでしょうか…。

なので、本を読む気はありませんでした。



しかし!

僕がフォローしている人や信用している人たちがこぞって言うんです。

「はあちゅう。はあちゅう!はあちゅう!!」

と。

ピーピーピーピーならぬ、

チューチューチューチューチュー。

分かりました、そこまで言うなら観念します。

だから、本を買いました。



またまたしかし!

「重度の積読症候群」を患っている僕の部屋に届いたその本は、ものの2秒であえなく「積読の森」に迷いこんでいたのです…。

アディオス。また会う日まで。



またまたまたしかし!!

昨日(一昨日?)にはnanapiのけんすうさんが「はあちゅう雑学」のまとめツイートを連発。

さらに「マニュアル生活突入」で読書時間を1日の時間割に組み込んだ「意識高い系ヘタレ」の僕。

「もうね。これは見るしかないでしょ。」

ってことで、貪り読んでみました。



作品紹介



半径5メートルの野望
はあちゅう
講談社
2015-01-30


(※以下Amazonより抜粋引用)


有名になりたい、彼氏がほしい、結婚したい、夢はすべて叶えたい!

「野心のない若者」が多い現代において、これほどあからさまに「欲望」を表に出すものはなかなかいない。それをあえて包み隠さず言うのが、はあちゅうだ。

大学一年生、18歳で「カリスマブロガー」と呼ばれるようになってから10年……「野心がある」といっても、世界を変えたい!などそんな大それた野望ではなく、「本を出したい」「会社以外の場所で自分の個性を発揮できる仕事を持ちたい」などの小さな夢を叶えることで、活動範囲を広げている著者が、「ゆとり・さとり世代」と呼ばれる野望の無い同世代に向けて繰り出すメッセージ集。

自分のやりたいことをなかなか実現できない人、その一歩が踏み出せない人、自分に自信の無い人に、もともと「人の意見が全て」で動いていた著者が、この10年で身につけていった工夫や考え方の変化など、たくましく、泥臭く、そしてときにしたたかにキャリアを積み、生き抜いていく術を綴る。夢を実現させるヒントがいっぱい詰まった本。




感想



(※以下引用部は本書より)


読む前に僕がはあちゅうさんに対して抱いていたイメージは、

「ゴリゴリのアマゾネス(女戦士)」

でした。

ハンパ無く意識が高く、胸やけするぐらいのリア充。

そして、数々の誹謗中傷を蹴散らす剛毛の心臓を持つ女性。


で、読んだ後に僕がはあちゅうさんに対して抱いたイメージは、

「やっぱりゴリゴリのアマゾネスやがな。」

でした。


ただ、はあちゅうさんが歩んできた「28年に及ぶゴリゴリのアマゾネスまでの道のり」がめちゃくちゃ面白くて、最初思ってた「写真が毎回同じ顔に見える」という印象も、「こういう経験があってこの感じになったのかな…」とか色々想像しちゃったり…。

アマゾネスは1日にして成らず。

とにかくいい意味で「滲み出るドロドロ」満載の、僕の大好物の「天下一品のラーメン」みたいな人でした。


まず、冒頭のエピソードからして最高なんですよ。

「テニス部合コン事件」「日本一のブス事件」

とかね。

めっちゃ笑いました。

大学生当時、「日本一のブスの称号」を得たはあちゅうさんはネットに助けを求めるわけですよ、その結果…


「でも、上には上…というか下には下がいるはず!もっとブスな人を見て心を落ち着かせよう」と思い立ち、「ブス」をグーグルで画像検索したのです。



トップに出てきたのは私の写真でした。




神。

ちなみに本当に画像をググってみたら、現在は「ちょっとコメントに窮するぐらいのガチ系の方たち」でページは埋め尽くされていました…。

「やっぱネタか~」

と思って

「はあちゅう」

って打ったら、

「はあちゅう ブス 18歳」

の予測変換が出てきたときは、

「おおっ!」

と無意味に感動しちゃったり。

なんの感動なんだ、これは。

ちなみに確認した18歳のはあちゅうさんは全然ブサイクじゃなかったです。


ただ、こっからがはあちゅうさんのすごい所で…


「いつかこの経験を笑い飛ばせる場所にいく」と誓っていました。「こんな思いはしたくなかったけれど、これをネタにできるようになったら、この大きなマイナス経験だって、プラスに変えられる」


共感の渦、共感の嵐。

シンクロ率820%。


僕とはあちゅうさんの境遇は待ったく違いますけど、「したくなかった経験を笑い飛ばせるような未来をつくる」って気持ちは本当に同感です。



こっからはもう「ゴリゴリのアマゾネス」の本領発揮ですよ。


・小物たちは私にせっせと「悪口」という燃料を毎日くべてくれているので、自分の時間をたくさん使って、私を動かす原動力になってくれてありがとう、とこの場を借りてお礼を言っておきます。


そりゃ炎上しますわ!(笑)



・小物の5秒に対して、大物を目指している私が24時間落ち込んでいたら割に合わないので、ムカッとしたとしても、5秒で忘れることにしています。


気持ちいいーー!!



・「あいつなんてもう終わっているよ」と言ってくるような人は、その人自身、何一つとして始まっていないような人です。


言ってるその人自身が「終わってる」のパターン。あるある。



・嫌なことは、ネタにしないと「嫌な思いし損」


芸人かっ!笑 でもめちゃくちゃ共感します。というか、僕もその考えです。「クソみたいな経験であればあるほど、それは最強のネタになる」と思ってます。



・見返したい人をつくって、忘れる


「ん?あぁ。あんたまだそこにいたの?」ぐらいのドヤ顔してーよ。するよ。したとき超気持ちいいから。



ここからも「はあちゅうさんの女傑っぷり」は止まることは知りません。


・自分の周りを見渡して、今誰と一緒にいるのかを定期的に見直しています。

・人生をつくるのは行動だけ。

・感情も筋肉。動かさないと衰える。

・1回1回の仕事は全てオーディション。

・失敗した時は、自分で自分の汚名を返上しないと、他に誰もかばってくれません。上書きするのは次の仕事、その次の仕事、つまり未来の自分でしかないのです。

・ひとかたの人間をサムバディ、取るに足らない人間をノーバディといいます。

・自分の身近な人が活躍するのを目の当たりにして、「自分だって」と奮起すること。勝手にライバルを決めて、その人を目指し、何者かになろうと奮闘すること。小さな世界でのいいから、認めてもらうこと。

・世の中の表と裏。

・努力しない人は、自分の夢に向き合う勇気が無いだけです。そういう人は、自由だったら怖くて何もやらないし、制限があったらそれを言い訳にして、結局何もやらないのです。

・目の前の仕事をコツコツとこなしていくことが、結果的に夢へと導いてくれました。

・「暇になったらやろうか」とか「いつかやろう」と思っている人の夢は一生叶いません。今を変えられる力のない人が、未来を変えられるわけがないのです。

・達成した目標は、良くも悪くもその瞬間から過去の栄光です。

・選択肢をそぎ落とし、シンプルに生きる。

・本当は、自分の弱さに正面からぶつかって傷つくのが怖かったのだと思います。

・どうせ誰にも注目されない、どうでもいい人生なんだったら、せめて自分好みにしよう。



やばいでしょ。

鞭持ったゴリゴリのアマゾネスにひたすらしごかれてる気分ですよ。

でもこのアマゾネスさんの「コンプレックスを力に変える生き方」に僕は胸が震えるわけですよ。

ヒリヒリするんですよ。

だから「もっとちょうだい!もっとちょうだい!!」状態なわけですよ。

読書中、僕はただの犬に成り下がっていました。


ネットやテレビ、その他メディアの情報って、良くも悪く「その人の一面」にしかすぎません。

というか、物理的に一面しか伝えることができない。この本だってもちろんそう。

正直、僕ははあちゅうさんのことを「よくネットで炎上している意識高い系の有名ブロガー」みたいな感じで思ってました。


でも、読み進めていく内に、

「前に出る人、目立つ人ほど、自分に厳しいし、それまでに色んな経験をしている。」

っていう曇りがちな面に改めて気づかされました。

なんというか、

それまで「ネットだけの存在」と思っていた人に、急に「人間」を感じるようになった、みたいな感覚です。


本書は、

「エリート街道を走ってきたキラキラ女子の自伝」ではありません。

「コンプレックスだらけの大学デビュー女子が執念で野望を現実していく過程の書」です。

いい意味での「開き直りの書」。


「野望」

でいいんですよね。

きっかけは。

「半径5メートル」

の。


やってくうちに、その距離が10メートルにも100メートルにも、1000メートルにもなる。

その輪(自分の影響力の中)に入ってくる人も変わってくるし、批判も避けられない。


それでも我が道を行く。


かっこいいっす。はあちゅうさん。


ありがとうございます。



おわりに

何気にプロフィール見ると、僕とはあちゅうさんは同い年ということが判明。

ハチロク(86)世代ってやつですね。

おいおい。


勝手にライバル視宣言。


ですわ。

まあ僕はまだ「認識もされていない小粒すぎるノミの赤ちゃん」ですけどね。


巻末の「おわりに」にあった言葉が全ての自己啓発書の本質を言い得ていましたから。

「いい経験だった~」では終わらせませんぜ。

元取るでよ!



次は「世界一周の方法」の参考の1つにはあちゅうさんの本から学ばせてもらいますわ。

どうやら僕も「はあちゅうさんの野望の輪の中」に片足ツッコんじゃったみたいです…。



それでは、この辺で。



けもの道をいこう。




半径5メートルの野望
はあちゅう
講談社
2015-01-30