PAK95_shibuyaskoomori20141018113759




「ぶっちゃけ世間一般の人って、元受刑者が人生をやり直すことに対してどう思ってるんだろう?」



そんな素朴な疑問に、ある一定の答えを出してくれる記事がありました。


まず、事の発端となったのは以下の5月12日付「朝日新聞デジタル」の記事。
受刑者をIT起業家に 米国の刑務所でプログラマー育成


この刑務所の取り組みは、以前にうちのブログでも紹介させていただいてます。僕は純粋に「素晴らしい!」と思ってました。「受刑者にとっても社会にとってもいいことやないかいっ!」と。

(参考記事)
「米刑務所の起業家養成プロジェクト」



しかし、世の中には様々な意見があるようで…
この記事に関する「News Picks」のコメント欄の反応。


多くの「肯定的な意見」がある一方、「否定的な意見」や「耳が痛くなるような意見」も寄せられてました。


イノシシ的にざっくり要約すると、


①肯定派
・再犯率を下げるためにも、これから求められる技能の習得は重要。
・刑務所の目的は懲らしめることじゃなく、犯罪の絶対数を減らすこと。
・意味の無い作業よりははるかに有益。


②否定派
・犯罪を犯したにも関わらず、一般人よりも厚遇されているのはおかしい。
・そんなことを言っても結局「犯罪者」だ。
・サイバー犯罪などの新しい犯罪に手を染めるのではないか。


③その他
・プログラミングより農業や介護に人を当ててはどうか。
・重犯罪と軽犯罪で受け取り方は変わってくる。
・企業が雇うかどうかは別にして、独立の選択肢としてはいいと思う。


こんな所です。


ここからは、それらの意見を受けての僕の考えを。


まず、肯定派。

全体としては半数以上が「肯定的」であったことには非常に勇気づけられましたね。「そうっすよね?!わかっってくれますか?!」みたいな感じです。 特徴としては、「合理的」といった所でしょうか。「懲らしめる、断罪」=「犯罪率の低下ではない」という認識の方が多い印象を受けました。

その他にも「人生に失敗はあるからもう一度チャンスを」といった趣旨のコメントもあり、「自分の進んで行く道」に対して少し自信ももてたり…。



次に 、否定派。

やはり「犯罪を犯したにも関わらずこんな環境で…」という所がネックなよう。たしかに「恵まれている」とは思いますが、それが結果的に再犯率を下げることになれば、僕は良いと思います。ここら辺は「頭では分かっていて気持ち的に納得できない」んでしょうね…。

また、「新しい犯罪の温床」と意見もありましたが、僕としては「仕事が無いという状況のほうが、よほど犯罪の温床になる」と強く思います。極論、人間はいつでも犯罪を犯そうと思えば犯せるわけなので(物理的に)、心配しすぎても仕方ないんじゃないかと。

否定派の方々の意見からは良くも悪くも「感情的」 という印象を受けました。



最後に、その他。

介護や農業において、徐々にではありますがすでにその取り組みは始まっています。島根あさひにも「仮釈放後、農業を学びながら働く施設」からの求人はありました。(もちろん狭き門です。)こういった「働き手の絶対数が不足している業界」と「元受刑者等の就職困難者」とのマッチングは今後増えていくんじゃないでしょうか。 というか、その流れの方が効率はいいです。

重犯罪と軽犯罪については難しい所で…。ただ、元記事にもあるように「元殺人者」や「20数年間の服役生活でネットを知らない人」がこれから社会に出るにあたり、「重犯罪者だから」といって一概に切り捨てても、結局それは社会に跳ね返ってくるものだと思います。日本はまだまだ「初犯かつ軽犯罪の人から」という風潮が強いですが、次第にそこから「累犯かる重犯罪の人へも」支援も増えすことが今後の課題の一つのような気がします。

あと、「企業が雇うかどうかは別にして」というコメントをされている方がいましたが、本当にその通りです。いくら能力をつけても働く場所がない限りそれは「宝の持ち腐れ」。そういった意味では、個人として働く手段が多いネットの世界の知識が技能を身につけることは非常に有益だと感じます。




今回は「News Picks」という一部のメディアの、一部の人たちだけのコメントを参考にさせて頂きました。

多少なりとも意見に偏りはあるとは思いますが、感覚的には世間一般とそれほどの解離は無い気がします。

肯定6:否定2:その他2、ぐらいの。

実際に当事者(被害者、加害者)になったり、「行動を起こしてまでそういった活動を支援するか」となれば話は別かもしれませんが、ニュースや情報として受け取るぶんにはこれぐらいの割合かと。

「News Picks」については否定的な意見も耳にしますが、「一つの事象に対して一定のマナーの元、個々が意見を主張する」というのは僕にとって非常にありがたいものでした。

ぜひ、このまま続けていってほしいものです。



ここまで記事を読んでくださった読者の方々は、「いいね」それとも「けしからん」または「その他」どんな意見だったでしょう。


もしよければコメント等で意見をお聞かせくださいませ。


それでは、この辺で。



けもの道をいこう。