PAK88_tejyoutokinkai


本日のQ&Aはこちら。
はじめまして、突然のメッセージ失礼いたします。

じつは、家族が島根あさひ社会復帰センターにおります。年に数回の手紙のやり取りしかしておりません。 来年のいつかは分からないのですが、春頃に出て来れそうと話がありまして、本人には言ってはいけないと言われております。面会も出所の迎えも行きたくないのです。 東京に親が残してくれた家がありますので(私は現在住んでないのですが)自分で帰ってもらうつもりです。

そこで、質問なのですが、刑務作業の賃金は、出所時に頂けるのでしょうか?それがあれば、大の大人が一人で東京に帰れますでしょうか? 突然、個人的な質問で申し訳ありません。是非、ご返事を頂ければ幸いです。
こちらは以前にブログのメッセージ欄で頂いていたご質問。文面から察するにご兄弟でしょうか。

当時はメールが多すぎて「ググったらすぐ分かる内容はどスルー」をかましてました。(今もですが。) ただこれって案外知らない人が多いのか分かりませんが、似たような質問をいただくことがあったので記事にしときます。


さて、質問への答えですが、

「帰住予定地までの旅費は足りなければ刑務所が出してくれます。」

なので心配しなくて大丈夫です。さらに付け加えるとこの方の言われている「刑務作業の賃金」とは「作業報奨金」と呼ばれているもので、こちらも出所時にキチンともらえます。 それでも足りなければ支給される、という話です。

ちなみに受刑者が刑務所で持てるお金は以下の2つに分類されます。(もちろん自分の手元では管理できずないので施設側が管理していますが)


①領置金

自分が逮捕されたときに財布に入っていたお金、他には差し入れとして入れてももらったお金がこれに当たります。このお金は全額使えますし、刑務所で購入できる物であればすべてに対して使えます。


②作業報奨金

先ほども軽く触れましたが「刑務作業で稼いだお金」のことです。稼ぐといってもその金額は微々たるもので、2年近くいた僕でも月2500円ぐらいのものでした。(最初なんて時給◯十銭とか、、、)そしてこのお金は領置金と違い、使用に当たって以下の条件が課せられます。

(1)領置金を使い切らないと使えない。(優遇物品を除く)
(2)1/3までしか使えない。


です。使用の優先順位は領置金>作業報奨金。優遇物品をについて少し説明をしておくと、刑務所には「真面目にやっていれば半年に一回レベルアップする制度」があります。そのレベルに応じて買える物品のことを優遇物品といいます。(例:お菓子、ボディソープ、など)

また、作業報奨金は一応「出所後の生活費の足しにする」という建前があるので(少なすぎるので色々と問題になっていますが)全部は使い切らせてもらえません。そりゃあそうですよね。好きなマンガばっかり買った挙句、出所時に「お金使い切ったんで旅費くださーい」じゃ話が通りません。 


っということで本日のQ&Aは以上です。まだまだドシドシ質問受け付けてますんで、ask.fmでどんどん聞いて下さいませ。

次は「刑務所に入るときに持って行った方がいいもの特集」とか「大切な人が刑務所に入ってしまいました。待つべきでしょうか?に対する回答」なんてのを勘案中であります。


ではでは、この辺で。

けもの道をいこう。