AME875_matuokouzanhaikyo


聞かれたね。よく。
刑務所ってやっぱそういうの(同性愛)ってよくあるの?
いじられたね。度々。

「後ろはもう貫通した?」
「一番下っ端は先輩に口でご奉仕しなきゃいけないの?」
「そっちに目覚めた?」

しかも、それが冗談半分の本気半分。

一応説明しときます。


刑務所の噂は9割がデマ。


あのね、結論からいうと


「んなわけないやん。」


もうね、アホかと。

まあ、もしかしたら気づいてなかっただけかもしれないけど、自分が出会った人の中にはいませんでした。というか、もしそうだったとしても「2人だけでいちゃいちゃできる機会なんて中々ありません。」

1人部屋では鍵はかかるし、複数部屋はだいたい4~5人ぐらいで生活します。いくら「LGBTの人は13人に1人の割合でいる」というデータがあったとしても、ゲイの人自体が少数派な上にそんな中でゲイの人同士が同じ部屋になる確率自体がそもそもめっちゃ低い。

というかみんな女の話ばっかりしてますよ。まあ、そういう意味ではかなり飢えてるのは確かとはいえるか‥。


出所してからだけじゃなくて、受刑生活が始まったばかりのときにはそういう噂をよく耳にしました。

「あそこの刑務所はゲイが多いらしい。」
「◯◯県の刑務所はイジメが多くて有名らしい。」
「◯◯刑務所はほぼ全員が満期で出所する。そしてそのままヤクザの世界に入る。らしい。」

なんて…。

もう気づいた方もおられるかと思いますが、


これらの語尾が全部「~らしい。」ってこと。
受刑者本人も初めての体験なんで(初犯の場合)、噂に振り回されてることが多い。


言ってしまえば、


刑務所の噂って中でも外でも「9割がデマ」。
人から人へ話が伝えられ、内容が盛りに盛られていってるだけ。


例えば、

「みんなが仲の良い工場があった。」

「その工場はゲイの巣窟という噂が流れる。」

「その噂を聞いた他の工場の受刑者が出所後にそのことを他の人にしゃべる」

「それを聞いた人がその刑務所はゲイの巣窟と勝手に思い込む」

てな感じで。結局、行った本人にしか分からない、っていう。


刺激的なデマは世間ウケしやすい。


ただ、これって人から聞いた噂よりも映画やTVの影響が大きいと思うんですよ。

有名どころでいうと「ショーシャンクの空に」やレオナルド・ディカプリオの「バスケットボールダイアリーズ」にもそういう描写が出てきますし。(もしかしたら洋画特有?)それを見た人たちは「刑務所ってこんなとこなだ!」って勘違いしてしまうんでしょう。そういった描写が多い方がウケますし。


世間一般が刑務所の話に興味を持つのは、そういった非日常を自分の生活と切り離し「一種のエンタメ」として捉えているからです。


だから「普通の生活」なんてやってもウケないんです。

ほとんどの人は、

「トラブルちょうだい!」
「半端ない伝説のワルキャラちょうだい!」
「受刑者同士の縄張り争いちょうだい!」
「刑務官によるイジメちょうだい!」
「たまには優しい刑務官もちょうだい!」
「もっとすごいの頂戴!」

みたいな感じで武勇伝とかドロドロした世界を期待しているだけだから。ちなみに自分の周りにはゲイ、レズ、バイ、トランスジェンダ等ーの人がいないので、「私は偏見を持ってません!」なんてことは言えません。(気づいてないだけかも?)

正直、カミングアウトされたら「…、マジで?」って対応に困ると思うしもちろん、どう接していいか分からなくなるとは思う。

だからといってわざわざ馬鹿にしたり蔑むようなこともしないけど。


累犯・初犯、さらにいえば短期・長期で差はあるかもしれませんが、逮捕されて「(((( ;゚д゚)))」みたいになっている人はもう少し落ち着いていいと思います。


結局行かなきゃ分からない。変な噂に振り回されるのはやめときましょう。

それでは、この辺で。けもの道をいこう。